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COLUMN

藤本純季(トヨタ車体)公式コラム「ふじもん日記」|【第4話】「ふじもん’sハンドボール~後編~」


どうもふじもんです。

リーグ戦もいよいよ終盤戦。現在14戦が終了し11勝3敗。2位という順位で残り2戦を迎えています。良い状態でプレーオフに臨むために、残り2試合も必ず勝利したいと思いますので応援よろしくお願いいたします。

さて、前回はサイドシュートにおける「飛び込み」について書きましたがいかがでしたでしょうか?
今回は前回の続きということで、「飛び込み」局面の後半、飛び込む「方向と角度」についてです。
実際にどのような飛び込みがあるのかを解説していきます。

自分にとってベストな『飛び込み』を理解する!

まず前提として、1つだけ理解してもらいたいことがあります。それは自分にとっての「ベストな飛び込みの方向や角度を理解しておく」ということです。正直に言うとベストな飛び込みの方向や角度は選手それぞれだと思っています。

僕の飛び込みと渡部仁選手(トヨタ車体)の飛び込みはもちろん違いますし、中学生や高校生ともパワーや脚力が違うので、ベストな飛び込みの方向や角度がみんな同じというのはあり得ないと考えています。

「ベストな飛び込み」を私は下記のようなイメージで考えています。

①シュートを打ちやすい方向と角度
サイドシュートではコート中央にジャンプしている為、空中では遠め方向への力が強くなり、体幹がしっかりしていないと、遠めにシュートを打つ際にボールに力が伝わらず枠外にシュートを打ってしまうということもあります。(特にパワーが小さい中学生に多いです)
どこまでの方向なら自分は遠目にしっかりコントロールしてシュートを打てるのかを把握しましょう。

①手が下がって上が空いている状態

②遠目の上を必ず打てる方向と角度
サイドシュートでは基本的にGKの状態を伸び上がらせるため、遠目上や面上を打てるように出来るだけ高く飛ぶイメージを持ちます。(画像①のように)GKが手を下げたままで上が空いていればそのままシュートを打って大丈夫ですし、(画像②のように)伸び上がると脇下・腰横なども打ちやすくなります。
GKの体勢をチェックするという意味でもこのポイントは大切になります。

②状態が伸びて脇下が空いた状態

③体や目線を倒さずにどのコースにもシュートを打てる方向と角度
サイドシュートは角度が狭いため少しでも角度を取りたくなり、どうしても体を倒したくなりがちです。しかし、体を倒すことによりシュートが打てるコースが限定されてしまい、かえってGKはシュートコースが読みやすくなります。
GKのどのような動きにでも対応し、シュートを打ち分けることができる体勢をキープしましょう。

以上、この3点を抑えることが出来ていればベストに近い飛び込みです。
ベストな飛び込みでシュートを打つということを理解していただけたでしょうか?

ここまで理解できれば、あとは応用です。応用編はベストな飛び込みのシュートから方向や角度を少しずつ変化させていきます。

飛び込みを使い分けるポイント

私自身の感覚的なところももちろんありますが、下記のように飛び込みを変化させています。

①GKがどのようなセービングをしてくるのか
「GKの位置取りはどうなのか」
「大きく動作をするキーパーなのか」
「ギリギリまで動かないキーパーなのか」

判断基準は様々ですが、GKの情報があらかじめ分かるのであればイメージしておくことが大切です。すぐに飛び出してくるタイプのGKやジャンプをするGKなら、ある程度距離を取れるようにできるだけ中に飛び込んだ方がベターです。
またシューターをギリギリまで見て動かないタイプのGKなら、自分からあえて距離を詰めるなど、変化をつけてGKにプレッシャーをかけることも選択肢として持っておく必要があります。
事前に情報がない場合は、まずは自分の「ベストな飛び込み」をしてGKがどのようなキーピングをするのかをチェックします。
このような点を意識しながら日々のシュート練習を行いましょう。

②飛び込める角度がどこなのか
試合で打つサイドシュートはトレーニングとは違い、飛び込める角度が毎回違います。角度が広いときと、狭い時ではもちろん飛び込む方向や角度が変化します。
例えば、狭い角度からシュートを打つ際、基本的には少しでも角度を取れるように中に飛びこむことが多いと思います。その際に自分のシュート体勢が悪くなり、かえってシュートが打ちづらくなることがあったりします。しかし、あえてGKに向かっていくような飛び込みをして、近めを意識させGK固めることで、自分は体勢を崩すことなくGKと駆け引きすることが可能になることもあります。
ここからの応用はいくらでもありますが、腕を精一杯伸ばして遠目上を意識させ手首だけで脇下を打つこともあるし、あわてて足を上げたらそこから股下へ変化させて打つこともできます。
または近めを打つように見せてスピンシュートを打つというようなこともあります。

基本的には以上の2点をもとに僕は飛び込みを変化させています。その他にもコーナーから飛び込む時と上からの飛び込み時でも変化はしますし、もらうパスによっても変化はします。
大切なのはトレーニングの時からいろんなシチュエーションを想定して飛び込みに変化をつけることです。

方向や角度に関しての選択肢は微妙な変化をつければ、そのパターンは無限にあります。
このような飛び込みの方向や角度の変化は身体能力、そして感覚的な部分もあり、日本リーグの選手を見ていても人それぞれいろんな飛び込み方やシュートがあります。その細かな変化を駆使しキーパーを操作してシュートを打つこと、それがサイドシュートの醍醐味だと思いますし、そういう視点でハンドボールを見るだけでもこれからハンドボールが楽しくなってくると思います。

まとめ

最後になりますがまとめです。

ベストな飛び込みの方向や角度を理解しておく
解説した3つのポイントをもとに、自分にとってのベストな飛び込み方、シュート体勢はどの形なのかを理解しましょう。

いろんな飛び込みにチャレンジしよう
飛び込み方の可能性は無限にあります。自分自身の可能性を信じ、初めは誰かの真似をすることからでもいいので、いろんな飛び込み方、シュート体勢、打ち方をたくさんチャレンジしてください。

ここまでコラムを読んで下さった方の為に数パターンサイドシュートの動画を用意させてもらいました。
シュート一本一本にいろんな工夫がされているので、それを読み取ってもらい参考にして頂けたらと思います。
シュート動画協力は、崎前選手、杉岡選手です。




ということで2回に渡って解説してきました「ふじもん’sハンドボール」サイドシュートの飛び込み編ですがいかがでしたか?
物足りない方もいると思いますが、もっと聞きたいという方には講習会のご依頼やSNS等でのご質問も随時承っておりますのでお気軽にご連絡ください。

では次回の第5回コラム『サイドシュートだけじゃない!ウイングプレーヤーの重要な役割』もお楽しみに。
それでは。

☆ふじもん☆

《リーグ戦のスケジュール》

2/25(土) 大阪市立住吉スポーツセンター 15:30〜
vs湧永製薬

3/5(日) 知立市福祉体育館 14:15〜
vs大同特殊鋼

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バックナンバー

【第1話】僕のハンドボールヒストリー~中学・高校編~
【第2話】僕のハンドボールヒストリー~大学編~
【第3話】ふじもん’sハンドボール~前編~

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